萌芽

後1年で、社会人とは言わずとも働ける様になる。後4年で家を出られる。
そう思うとそんなに苦痛に感じなくなった。
食器の片付けと部屋を片付けるのを交互にするようにして、お風呂に入ったり普通の生活に必要な気力が回復してきている実感がある。
ゲームも何となく【楽しい】を思い出せてきている。
春には妹は二階の部屋に移動して私はかるび(兎)と1人と1匹部屋になる。元々ユキちゃんと呼ばれていたらしいが名前をつけていいというので、かるびと名付けた。
もう少し元気になったら花も育て見たいと思っている。昔育てていたオジギソウが枯れた後秋桜を育てたのだがそれも枯れて、結局育てることをやめてしまったからだ。かるびのご飯になるなにかでもいいと思っている。

それから最近、良く関わる人が近親相姦に合っている人が多い。でも、普通に話をして普通に学校に行っているというのだ。それが、不思議で仕方が無い。家庭内暴力にあっていた私や紅葉は「周りにどう思われるかが不安過ぎて同じ場所にいるのが辛い」と言う思考になっているのに近親相姦に合う人はならないのだろうか?それは性行為を求められた場合と暴力だけを与えられた場合には違うのか、それとも私達は生まれつきそういう思考を持っていた(アスペルガー症候群等の先天性発達障害な)のか。それは少し不思議に感じる。家庭内トラブルを抱えた子供の中にも性格がどう変わるかには何らかの条件があるのだろうか。後で調べてみることにする。