幸せ

「幸せの定義など君が決めればいいさ」

   

生理で多分かなり機嫌が悪い。とても機嫌が悪い。それとは別にずっと続いていた不安や不満、未練や後悔等が押し寄せて負の感情に呑まれている。幸せな筈だ、発展途上国の難民と較べた「生きているだけで幸せ」ではない。例えば街ゆく人や顔見知りのあの子と比べても私は幸せな筈だ。否、幸せだ。それでもすごく辛くなる。逃げたくなるし苦しくなるし、頭が痛い。でも、私の小さな悩みを誰かに言う勇気もない。「そんなことで。」「貴方は恵まれてるのに」「私なんて。」と言われるのが怖いから。

怒りとは、きっと期待ゆえに抱く感情だ。失望も、絶望も。

でも、私は期待していたい。何もかもに期待せずに突然訪れた小さな幸せを噛み締めてハッピーになるのは、とても賢い生き方だ。

だけど、私は彼女だけには期待をしていたい。私の想像し得ない答えを何時も彼女は教えてくれる。私の、知らない世界を見ている。彼女にだけは期待していたい、でも彼女に怒りたくない。怒りっぽいのはもはや癖だ、早く直そう……