我儘な海星

海を見に行った。さほど綺麗でもない海に人が溢れかえって、水面に日光が反射してキラキラと光っていた。私の手を取って、一緒に帰る事を選択してくれた。綺麗になりたいと言ってくれた。私を抱き締めてくれた。花火を見たいと言った、彼女を愛している。現状を如何にかしようと抗う姿は美しい。ついさっき、夏の暑さで頭がイカれた。蝉の声は聞こえない。3週間があまりに長い事に気がついて、絶望。ソフトクリームがなくて絶望。貴女が隣に居なくて絶望、でーとにいきたい。