今朝は本当に体が怠く、何もする気に成れなかった。私と云う人間は多分、気紛れに本当に気紛れに生きているのでは無いだろうか。
私は基本的に欲しい物に大しての手段を選ばない節がある。自分でも其の自覚はある。手段と言うのは、法に触れる様な事こそしないが自分に損害のある事でも自分が我慢し、尻拭いをすれば其れで事足りるなら恐らくは何をしてでも手に入れるだろう。
然う云う人間だ。
若さ故か、愚かさ故か、若しくは元々の性格で直りはしないのか。偶に自分は何も愛していないのではないかと思う時もある。
きっとそんな事は無いのだろうけれど、なら何を愛しているのだと尋ねられればぱっと出てくるのは渚君位だ。勿論友人、と分類される人を愛して居ない訳では無い。然し、其れ等は不安定で常不安定で気持ちが傾く事が稀ではないのだ。気持ちがぱっと消えたり、かと思えばふっと戻って来る。懐かしさや愛おしさが行き来する、だから、其の時「愛しているもの」ではあるだろうが此の先を約束出来るか不安になるのだ。其の不安こそが愛を否定する其れではないかと思う。
渚君に関しては私が如何成ろうと多分愛し続けると思う。本当、性懲りも無く何年も初恋をしている気分だ。私は渚君に出会っていなければ如何なっていたのだろうか。
嗚呼、話が脱線した。まぁ私は愚かな癖にふらふらとしていて直ぐに何処かへ行きたくなるから、他の友好関係を全て切って、誰か愛しき人の手だけを取り何処かへ蒸発したとしても。多分、多分、何も変わりはしない。其の人に振られるか、若しくは自分の様に忽然と突然に姿を消した「愛」という名の感情に絶望して其の儘勢いで身投げをするかも知れない。そして死ぬ瞬間はまた後悔をするのだろう。きっとそんな人間だ。そんな、馬鹿みたいな人間だ。
行き当たりばったりの、丸で何にも抗おうとしない人間だ。自覚が有った。だからこそ、何事にも抗おうとして自分の力量も図らず、立場を弁えず、只管走り続ける人間を美しいと思う。
傍で眺め、其れを支える人間で在りたいと思う。私には、人目を引く様な容姿は無い。此の先を見通しす頭脳も、偏差値の高い高校に行ける頭も無いだろう。人に平等な訳でも、優しい訳でも無い。経験が豊富な訳でも無い。特化した特技も無い。
決して、人に愛される憧れられる人間では無いだろう。自覚がある。然し、其れ等の何を手に入れても私は変わら無いのではないかと思う。
だからきっとそんな、美しい人間に愛される日も来ないのではないかと思う。ネガティブ思考なのかも知れない。でも、其れ位だと、弁えた心算だ。私が何を投げ売っても美しき人々は私等眼中に無いのだ。知っている。弁えている。でも、愛さずにはいられないのだ。厭になる。タイプの子はずっと変わらない。多分、私が愛する人は私なんて興味は無い。其れで善い。其れで善いんだ…。嗚呼、少し疲れてしまった。今日は夜ホラゲをする約束をしたので取り敢えず今から出かけてくる。