Contradiction

今日の仮説。

1秒ごとに自分が置き換わっているとしたらそれは否定出来ない。時間を平面的に見ないなら、例えば今から明日私が殺人者になる、と話を聞いたとすれば今の私と、話を聞いたあとの私は決定的に違うと断定できる。その場合に、話を聞く前の私(今の私)と話を聞いた後の私(未来の私)の前に警察が現れると互いに全く別の行動をとるはずだ。なら、それは別人と言えるのではないだろうか。
【さーちゃん】という名の肉体はあれど時間によって精神人格が違えば別の人間と言えるのなら数ヶ月あっていない人間と会話した場合、数ヶ月前に話していた相手だと断言できないのではないだろうか…?

体調記録
常用薬 服用量
ルナベル 1錠
レクサプロ 1錠
ロキソニン 1錠
ムコスタ 1錠


さて、本日は独白。

私は神を信じず、自己が神になろうとする強欲な愚か者だから懺悔はしない。
ただ、私の身の回りで起きた出来事とそれに私が感じたことだけを書こうと思う。

私は自分を人より少しだけ感受性が強くて、人より何倍も自己評価が低くて、人並みに劣等感を持った少し変わったただの女の子だと思ってる。


呆気ないものが好きで、脆く儚く美しいものが好きだ。

でも私は執拗く、強く、壊れにくく、醜い。

私は強欲だから絶対自分の欲しいものは手放したくなくて零れ落ちたら地を這っててでも救い上げる。
言葉は伝わりにくいから、隠さず不安も怒りも行為も全部伝えなきゃいけない時がある。
何にかえても失いたくないもの。それを必死に繋ぎ止める私は私の好きなものとは程遠い。

だけど私はやっぱり、失いたくない。失いたくないから手を伸ばす。何度も何度も必死に。

【さーちゃん】という仮面をつけて「手を伸ばしたって相手が掴まなきゃ意味が無い。だけど伸ばさなきゃ掴みたくても掴めない」なんて綺麗事言ってみても本心は別にある。
確かにそれは的を得ていて、事実であるのだけど…でも私の感情は「だから掴んでくれ、救わせてくれ」と叫んでる。それが本心だ。救いたくて仕方がなくて、失いたくなくて必死で、他人のことに首を突っ込んでる。

こんな仮面をかぶった私という面倒な生き物は第二者、他人の言葉ではなく、私自身の正しくなりたいココロと愚かな感情が混ざりあってできた矛盾の塊だ。
父が劣等感の塊なら私は矛盾の塊、妹が事実なら母は真実だ。

私は仮説が好きだ、だから一つ仮説を立てよう。
善行と悪行の違いについて、だ。
例えば人助けをして人の命を救うことを善行と何故言えるのだろう。人を殺してものを盗むと何故悪行になるのだろう。
人が悲しくなるからだと言うのなら殺されたい人間が殺されたら悪行ではなくなるのだろうか。きっとならないのだろう。

矛盾だらけだった。

私がこんなに矛盾に苦しめられるのは矛盾に気づいてしまう程度には賢者なのに、矛盾に苦しめられてしまう程に愚者であるからで、それはつまり、中途半端だからだ。

中途半端が罪なのだ。
罪とはなんだろう、罪とは人間の過ちで負わなければいけない罰だ。
中途半端だから過ちを犯してしまう、それは過去も未来もだ。

話を続けよう。
感情は人を救いたい、でも力として人を救う術を知らない。なら、二つしかない。この二つの矛盾をどちらかに合わせることで消してしまえばいい。
感情を優先して人を救う術を手に入れるか、力を考慮して感情を殺す、諦める術を見つけるかだ。

半端者の私はどちらの術も知らない。なのにその術を知らないことは知っていた。だから苦しむ。何時迄も踠く。

こんな自分も嫌で、でもどうにも出来なくて。私は許されたかった。教えて欲しかった、力が欲しかった、救いたかった。でも私は懇願する相手も、許しをこう神も信じない。

話を脱線させる、私には一人の恋人がいた。
名は桃果といった、恋していた。愛されたかった。それを身勝手だとは今も思わない。愛されたいという感情に見合うだけの努力をして手に入れた。
でも結局別れた。私は最後まで別れたくないと言い出せなくて我儘を言えなかった。感情を殺した。でも、それで報われるわけもなく。言葉を尽くさなければ伝わらないのだと強く思った。
結局自分自身の何が悪かったのかわからなくて相手を憎むことも出来なくて、泣く資格さえないと思った。でも、今思えば当たり前だ、私は言葉をあげなかった「行かないでほしい」と。だから失った。当たり前だ。

私が桃果と付き合ってる頃からの付き合いだった紅葉、という子の話を聞いていた。両親が不仲で家庭内暴力が絶えず勉強もうまくできなくて家は借金まみれ。絶望の淵だったけど紅葉は「泣く資格もないから泣いちゃダメだ」と笑っていた。だから「泣くのに資格なんていらないから泣いていいよ」と言ったのを覚えてる。それは優しさなんかじゃない。ただの自己満足で、私が欲しかった言葉で、誰もくれなかった言葉だった。
紅葉はその後自殺を図ったけど私が泣いて止めた。紅葉とは結局色々あって桃果と別れた4ヶ月後ぐらいに付き合った。

自分が、して欲しかった。多分最初はそれだけだった。重なって見えたから、自分の事のようで。

紅葉の話と同時くらいに知り合ったのが涙だった。涙は独占欲が強くて我儘で構ってちゃんだったから私が浮上しなかったら怒ったし、よく自殺しようとした。それを何度か必死に止めて、手首切られたりして私のことでもないのに泣いて怒った。同時にそんなことをさせてしまった、否するのを止められなかった自分を責めたりもした。

上記に紅葉と色々あって付き合った。と話したけどその色々とはもともと涙と唯という子がいて3人と付き合う話になったからだ。誤解しないでほしいが何股もかけたわけではなく。もともと、也内だったし、流れで唯と付き合う話だったのだけど、紅葉にその話をしたら、なんだか歯切りが悪そうだったのでもしかしてまた何かあったのかと思って尋ねたら墓穴を掘ったのだ。
しまいにその話をしている間に涙も告白する予定だったのに。という話を出してきて私自身がやってきた事でその中の2人を傷つけると思うと怖くて逃げ出したくなった。
傷つけたくなかった。なんせ、私がその時誰かを愛していられる状態でもなく、唯との話ももともと流れで。という話だったのでパニックを起こしたのだ。

その時にはもう手遅れだった。私は「誰も傷つけたくない」と思ってしまっていたから。それは私の間接的な自己肯定等ではなく。ただの自己満足だ。

消えたいと思った。存在ごと逃げてしまおうかと思った。私は一度自殺未遂をしていて、それは桃果と別れた直後だったと思う。一人で手編みのマフラーを解いて、放心状態で線路に飛び込んだのに、運良く通りかかった人に助けられた。

だから、次こそもう消えてしまおうかと思った。でも、消えたら全員傷つくのはわかっていて。死にたくても死ねなくて生き地獄を味わった。
その間にも僕が消えてあいつと付き合えばいいとか涙がいいだして紅葉がそれをみて自分のせいで涙が死ぬとパニックを起こして、それを落ち着かせたり言わないようにと優しく注意するのはかなり精神的にきた。
他にもいくつももめたが最早何をもめたのか。思い出せる量じゃない。

全員の共通フォロワーだった蘭に相談してみたが結局病ませてしまった。蘭も苦しいことがあったらしくそのタイミングで恋仲と別れた。私のせいだと思わずにはいられなかった。

誰にも相談できなくなって苦しくなって辛くなって、でも休む時間もなくて少し浮上しないだけで紅葉も涙も病み出すから浮上しないといけないのに、父さんに色々言われたりして、でもそれさえ誰にも言えなくて、そんな時、私は入院が決まった。
元々体調は悪くて、小さな診療所で「お腹の風邪だ」と言われた。インフルエンザが流行っていたので検査もしたが、陰性。しかし治りも悪く何度かインフルエンザの検査をしたかやはり治らなくて、席がひどくなってレントゲンを撮ったら肺炎だと言われた。
大きな病院で血液検査をした結果はマイコプラズマ感染症。その年インフルエンザの検査を7回はした。

マイコプラズマの発症理由としておそらく体が弱っていたからだろうと言われた。心当たりは山積みあった。精神的にきてたのもあったり浮上しないといけないから眠れなくて、おまけに飯も少しだけだったりしていた。

病室は四人部屋で入院は2週間。
ネットは一切禁止。電話も禁止。小児科病棟はデイルームに子供だけで入っちゃいけないと言われたのだ。
3日が経つ頃に隣に同い年くらいの女の子が入院してきた。マイコプラズマ感染症で肺炎になったらしい。隣なので話がよく聞こえるのだが「ハイキューの新しいのを5巻くらい持ってきて!、」と必死に両親に懇願していて何処にあるか部屋を片付けてなくてわからないと両親がいうのに暇すぎて死ぬと笑っていた。
背が私よりかなり高かったので二つ上くらいかなと思っていたのだが、後から知った話同い年。
その子はかなり抜けてるところがあるらしく、入院は初めてじゃないのに蛇口の開け方を忘れて「あれ?あれ?」と言っていた。手洗場は病室に1つかなく窓側にあるだけだ。私のベットはそれの真ん前にあるので「上にあげるんです」と教えてあげたらありがとうございます!!!!っと元気よく言われた。

人見知りな性格だったので話しかけるのに時間は掛かったが「渚くん知ってる?」と声をかけた気がする。渚くんのクッションを持ちながら尋ねたら「可愛いですよね!」と笑ってくれて正直惚れた。

名前は成瀬ちゃん。本名にはちっともかすっていないのだが、本人が「成瀬です!!」と名乗るので今でもそう呼んでいる。私の中で成瀬ちゃんは神様みたいな存在だ。私がこれだけ弱っている時に何も聞かずにTwitterの状況を教えてくれたり、私に優しくしてくれて、なにより成瀬ちゃんが私が初めて話しかけた時に全然馬鹿にしないで、至極真面目に笑顔で「渚君可愛いですよね」と言ってくれたのは今でも忘れられない。凄く嬉しかったのだ。

説明はしなくともなんとなく状況は分かったようで、成瀬ちゃんは私に「凛(その時の区別名)さんがしたいようにして幸せになってください」と言ってくれた。その言葉は酷く曖昧だったけど私は凄く嬉しかった。他人の事ばかり考えて辛くなっていた私に、幸せになれと言ってくれた。私を気遣ってくれた。

退院は私の方が早かった。別れ際TwitterIDを渡した。

その後私はアカウントを消した、移動をすると、誰も連れては行かないから見つけてみろと。

私は愛して欲しくて、自分も愛したくて。だから無理なことでもやろうとしてくれるくらい愛してくれる人といたかった。結果をいえば、それが紅葉だった。実際その後徐々に私も紅葉を好きになれた。
なれた、というかなっていった。

脱線させた話を戻そう。私は中途半端な愚か者だけど自分が中途半端な愚か者だということがわかるくらいは賢い。
私が誰かを救いたいのは私のエゴだ。

誰かから感謝される必要は無い、誰かが救われればそれでいい。
私自身、未だに人の幸せにばかり手を伸ばして崖から落ちることは耐えない。
死んでもいいと思っている、死んでもいいから助けたいと。そう思っていつも崖から飛び降りる。後のことなんて考えず、後悔しない為だけに必死に何mも離れた崖にぶら下がった相手に手を伸ばして。
最悪なのは手を伸ばしても届かないくて真っ逆さまに落ちた時だ。

届かないものに手を伸ばす、勿論届くものにも手を伸ばす。そうやって、ボロボロになっても構わないと思っている。今世でいつ死んでも構わない、命と時間を有効活用したい。ちなみに所詮私が相手を救ったなんてうぬぼれても【私視点の第二者の幸せ】に過ぎないことは分かっていて、その瞬間に相手が心から感謝してくれても次の瞬間に私のせいでその人が死ぬかもしれないことも知っている。

全部私の自己満足だと知っているから私は苦しくて、でも私は人が困っているのに黙って指を咥えてるなんて出来ないのだ。
だから極力目に入れないようにして、あの人は困ってなどいないと言い聞かせて生きる。

それはこれからも今までも変わらず、今は変えるつもりもない。これは返事ではなく独り言だ。
私は、あの日のことを後悔している。
大事なものを傷つけて、助けを求められても答えられなくて、更には抉られた傷に塩を塗ってしまった。だけど、それは無駄ではなかったと思う。
喧嘩なんて、うちではよくしているから別に大したことじゃない。先ほどの紅葉とは毎日腐るほど喧嘩して、下らないことばかり駄弁って言い争った。でも、私達は一つだけ約束をした。それは素直に言うこと、だ。私達は絶対に思った不満や怒りや喜びを隠さなかった。だから誰より互いを知っていて互いの異変に気づけた。もちろんそれが喧嘩の種でもあったけど、私後悔していない。でも、勿論隠したいこともあった。だから互いに隠してることに関しての怒りや喜びも隠した。

それで良かった、私は聞いてほしいのなら聞くしそれに対しての怒りはない。頼られるのは好きだ。ただ、聞いて欲しいのなら聞いて欲しいのだと言って欲しいとは思う。

話をすることで共感が欲しいのか、聞いてほしいだけなのか、答えが欲しいのか、意見が欲しいのか。それによって違うはずだ。

きっとそれの食い違いが起きたのじゃないだろうか。私は【意見が欲しい】のだと思った。だからそれに関して意見を述べる。でも、出来るならその結論、どの意見がどういう理由で採用された。もしくはどういう結末があった、位は知りたい。毎回じゃなくてもいい、でも毎回どう思う?とだけ聞かれて忘れた頃にほかの事をどう思う?と聞かれても前回のことが気にならないと言えば嘘になるし、それが何度もあれば少しは不満も募る。
勿論それだって、どうなったかは言えるかわからない、とだけ前置きしてくれたのなら詮索はしない。

聞いて欲しいと言ってくれたのならもちろん聞く。

言わなければわからない。私は泥水を啜る用に藁にもすがるつもりで言葉をかけた、そこまで必死になれとは言わないが、必死になることで必死になっているのを見せることで相手が理解してくれることはかなり多い。

言葉をかけることは大事だ。どんな言葉もその時どのタイミングで言うかによって変わる。
それを間違えた時、相手が何で許容してくれるかと言われれば信用とあとは必死さじゃないかと思う。
変なプライドはきっと、大事な者に比べれば全然大したことないはずだ。

言葉は人間が出来る唯一無二のコミニュケーション手段だ、私はそれを痛いほど知ってる。
愛しているなら愛していると、そばに居たいならそばに居たいと伝えなければならない。
私はそれを全て受け止めるつもりだから言ってくれればいいと思う。

追伸

涙が流したくないのならそれでいい。
涙が流せないなら気に病まなくても何時か流れるから気にしなくていい。
涙が流したいのなら私は胸を貸すよ、お前が私にそう言ってくれたんだろう?私だって、貸してあげる