昔話

私が不登校になった頃の話です。

私はまだ幼いですしきっと学校に行くのを拒絶し出した頃はもっと幼かったはずです。
周りが異常なのか私が異常なのか分からず常に自分を責めて、渦巻く悪意の中で一人孤独だった気がします。何となく何となく、もう全部辞めてしまいたいと思って、それでも父は怖かったので学校へ行って、やっと見つけたこの世界でも私の周りは常に荒れていて、これも私のせいなのではないか。と自分で自分を追い詰め苦しんだのです。馬鹿だと思いますが事実そうでしたし、きっと、何処かで今もそう思っているのです。
私が学校に行けない理由の大きな一つにはその自信の無さが挙げられると思います。
半年程前に付き合った恋人に「虐められる方にも理由がある」と言われた時私はそれに何もコメント出来ず今でも胸の奥に引っかかっています。

この先進学してもこれが解決しない事には何も変わらないでしょうし、私は進学しなくともきっとこの問題に、就職であれ結婚であれそう出なくともきっとこの世界で、またぶつかると思っています。
それでもなす術なく、どうしたらいいのか分からず唯、呆然と、この時間の過ぎる早さに夢心地でいるのです。

小学時代、私はまるで水の中で生きている様でした。
当たり前ですけど私は肺呼吸をしますので陸でしか生きられません。それを6年間、水の中で生きてきたのです。虐められたから、友達がいなかったから、父が厳しかったから。勿論それも理由でしょうがそれは、私の自信のなさを更に増幅させた物に過ぎず元々私は【虐められる理由のある人間】だってのだと思います。
水の中だと私が錯覚したのはきっと、私の自信の無さのせいでしょうし、それをそうだと思い込ませる様後押しになったのは、その理由達のせいだと思います。
今になってしまえば、「そんなのは錯覚だ」と切り捨てられますが、昔はそれを常に考え苦しみ、答えは出ないで泣きながら眠ったものです。

中学に進学する頃、私は何か変わるのではないか、なんて時任せで曖昧な期待を強く持っていました。
しかし進学してすぐ、いじめっ子とクラスが同じになり存在が浮き、人の目が気になり、自信をなくし、ネットでも周囲でたくさんの揉め事が起き、結局自分を傷つけることで逃げました。
私が授業を受けたのは中学一年の中間テスト後位までです。テストの結果は90点代から80点代と、そこまで悪い点でもなかったのですが、タイミングも悪く当時父に言われた言葉で余りにも深く傷つき、何も出来ない人間のような気がしてしまったのです。

虐め、家庭内トラブル、人間関係の悩みたくさんのモノが挙げられますがそれは全て私のせいだと思っています。

今更どうにか出来るわけでもありませんし、なら明日から学校へ復帰しますなんて言えませんが、それでも私のせいなのです。
そしてその私は未だに変わる事も出来ず、故許す事も出来ずに居ます。

何が言いたいかと言いますと、きっと別に何も無いのです。ただ、呆然と進学先を探していたらふと昔のことを思い出して泣けてきただけなのです。

さて、そろそろ睡魔が限界なので昼寝でもすることにします。こちらは雨ばかり降って気温がぐんぐん下がっています、皆さんもきちんと体温調節をして風邪に注意してね。

では、御休みなさい。私。