孤独の子猫ちゃん

私は意地悪である。

唐突に何かと思われるかもしれない。全ては限界だった。
私は昨夜とあるヒトに一つの課題を出してみた。
それは、私の想いであり、そのヒトの課題であり、菫ちゃんからの少しの意地悪である。
その課題はきっと私達が何もしなくともそのヒトの前に立ちはだかるのであろう。
私と菫ちゃんの瞳にはそのヒトはそれから逃げている様に映ったのだ。
なぜ限界だと感じたかと言うとそれは、私の地雷を踏みまくって精神状態不安定なったからと菫ちゃんからの話を聞きこのままでは本気でこの友人関係が崩壊する…と感じたからである。

話し合いをすべきだと思った。しかし菫ちゃんは性格上きっと本心を話すことは無いだろう。彼女は強く何かを言うことは無い。ただ、かる〜くこうしてみたら?みたいな事を言ってそれを無視すると割と内心根に持ってる事があるのを私は知っている。この子はよく私の親友に似ている気がするのだ。彼女は自分で考えろ、とその人に言った。強くそう願っているのだ。考えて欲しいのだと。
菫ちゃん曰く「あの人は自分で失敗して自分で考えたらいいと思う」

私は菫ちゃんは絶対にあのヒトには分からない、というが私はそんなのは嫌なのだ。分かって欲しいし、分からない事で傷ついて欲しくないし、分からない事で誰かに嫌われても欲しくないのだ。
それはエゴで私の自己満足だと知るけれど、それでもやっぱり変わってほしいのだ。最悪私は嫌われてもいい、うざがられてももういい。記憶に残って未来、私をウザったく思った事を思い出して誰かと幸せになってくれたらそれでいい

どうせ実らないなんて知っていたのだ。恨んではいない。
だから、私からも少しの意地悪だ。そしてもう全てを許そうと思う。
どうせ惚れた方が負けなのだ、私は自分の無力さと権利の無さを知りながらエゴと自己満足を押し付ける迷惑なやつだろう。もういいのだ。多分こんなこと言う時点であんまり良くない

綺麗事なんかじゃなく、今回の件できちんと蹴りをつけたいのだ。
もう逃げないで欲しい。何時までも不満を募らせて誰かを裏でどうこう言いたくないのだ。笑い合いたいのだ。願わくば、また、さんにんで、


今宵も私を蝕む其れを眺め、ぼんやりと菫ちゃんの寝息を聞いています。
さて、御休み世界。
どうか、孤独な1匹の猫に知恵と幸せを一欠片分けてあげてください。